2022年4月の短歌まとめとか
4月は推敲からスタート。
春はしる 桜のまぶた 偏光ラメ 開いた数だけ加速していく(3/27)
↓
さくらいろ 偏光ラメが陽に透けて またたく数だけ加速する春(4/7)
春コスメ見ていたら偏光ラメ流行ってるな~から作ったんだけど、情報が多いというかまとまりがないな…着眼点は悪くない気がするのに…となり、推敲。ピンク色のアイシャドウを意識して「桜のまぶた」にしていたけど「さくらいろ」「またたく」でいけるんじゃないかなという感じ。桜の季節って短いけどすきです。
白煙を吐き出す喉に触れたくて かかと浮かせた夜が恋しい(4/9)
帰り際いつもの「またね」が「さよなら」で 優しい拒絶に背中が滲んだ(4/26)
絶交だとか言っといて数分後 ねぇねぇ聞いてと肩をつつく(4/28)
4月、全然詠んでませんでしたアイドル短歌に至ってはゼロ。
ただ、歌集はいくつか読みました。読んで満足していたのかも。
5月はもう少し作れたらいいな。
2021.11~2022.3短歌まとめ
【アイドル短歌】
溶けだしたほほの熱さを冷ます夜に
この手に落ちる君という星
ふわふわと乱した紙の隙間から
刺した視線の強さに見蕩れた
_矢花黎
まだやわい肌に刺さった棘さえも
つつんで歩いたサンロクゴーゼロ
_SexyZoneデビュー10周年
片端をあげて微笑む美丈夫は
光纏って大きく輝く
_今野大輝
”一択”と言い切る言葉を養分に
胸に真紅のばらが咲きます
_佐藤勝利
衝動に任せて出した舌先で
味見したのは”異担侍”ポスト
_矢花黎
光る頬 濡れた前髪 射る視線
36分 アイドル黎明
_矢花黎
喉癒す柑橘味の飴みたく
とけてもいいんじゃないの?その距離
尊敬と羨望を抱き手を握る
もう言わないよ(ウマが合わない)
_松村北斗
研ぎ澄ますその眼差しに射抜かれて
有楽町で殺されたかった
_ジャニーズアイランド
帝劇で鳴らす低音0番に
赤コンバースの靴跡残す
_ジャニーズ伝説 矢花黎
隠された右目の奥を暴きたい
睨みきかせる2時間の島
_ジャニーズアイランド矢花黎(1/15)
夜が明け瞬きさえも許さない
速さで進む君たちがすき
_SixTONESデビュー2周年
おやすみを言い合い眠る25時
僕らそういうとこが似てるね
_髙地優吾と京本大我
欲情をそそる首元暴かれた
喉の仏に手を合わせたい
_松村北斗
----ほんへ----から延々伸びるスクロール
愛取る本質 奪われて幸
_矢花黎入所11周年
色違い蓋交換して迎えなよ
今年の夏は青春しよう
_髙地優吾と松村北斗
期せずして染まった陽だまりだとしても
あの日の意味があったと願って
_菊池風磨(2022.3.7)
笑うときできるめじりの皺が好き
それは愛だと誰かが言ってた
_髙地優吾(2022.3.8)
角砂糖いつつ並べて溶かしてく
みっつめ今日はそのまま齧る
_ふまけんまんなかバースデー
ステージに溶けた宝石ひとかけた
オッドアイの瞳が揺れる
_中島健人(2022.3.13)
【短歌】
君に会うハレにあわせて新しく
おろしたスカートこれが恋かな
僕のこと知らない君に話したい
死にたいだとか消えたいだとか
↑↓
君のこと知らない僕が答えたい
5分間だけ抱き締めさせて
おやすみと瞼の上に星が降る
同じ匂いの君に抱かれて
疲弊した心を癒すのはいつも
アイスクリームと推しの円盤
月満ちる夜が明けたら新しい
ページに縞の栞を挟む
消失を望むうららか春の午後
猫なで声で君が呼ぶ闇
まだ暗い朝より前に起こされて
毛布に招く 猫はかわいい